第百十七篇  題目 もろもろの国の感謝



  1. もろもろの国よなんぢらヱホバをほめまつれ もろもろのたみよなんぢらヱホバをたゝへまつれ
  2. そはわれらにたまふその憐憫あはれみはおほいなり ヱホバの眞實まことはとこしへにたゆることなし ヱホバをほめまつれ

 もろもろの國民にむかって神の感謝すべきを促す萬國傳道の詩なり。何故なにゆゑ讃美すべきや、
一、そのおほいなる憐憫あはれみゆゑに(二はじめ)──『そはわれらにたまふその憐憫あはれみはおほいなり』
二、そのかはらざる眞實まことゆゑに(二をはり)──『ヱホバの眞實まことはとこしへにたゆることなし ヱホバをほめまつれ』
 その憐憫あはれみおほいなるがゆゑにいかなる罪人つみびとをも救ひ給ふ。その眞實まことかはらざるがゆゑすべての約束は必ず成就す。この二つの理由の爲に全世界のたみは感謝す。



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