第八篇
ギデトの琴にあはせて伶長にうたはしめたるダビデの歌
- われらの主ヱホバよ なんぢの名は地にあまねくして尊きかな その榮光を天におきたまへり
- なんぢは嬰兒ちのみごの口により力の基をおきて敵にそなへたまへり こは仇人とうらみを報るものを鎭靜めんがためなり
- 我なんぢの指のわざなる天を觀 なんぢの設けたまへる月と星をみるに
- 世人はいかなるものなればこれを聖念にとめたまふや 人の子はいかなるものなればこれを顧みたまふや
- 只すこしく人を神よりも卑つくりて榮と尊貴とをかうぶらせ
- またこれに手のわざを治めしめ萬物をその足下におきたまへり
- すべての羊 うし また野の獸
- そらの鳥 うみの魚 もろもろの海路をかよふものをまで皆しかなせり
- われらの主ヱホバよ なんぢの名は地にあまねくして尊きかな
(註解なし)
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