第五十四篇



ジフびとのサウルにきたりてダビデはわれらのところにかくれをるにあらずやといひたりしとき
ダビデうたのかみに琴にてうたはしめたる敎訓をしへのうた

  1. 神よねがはくはなんぢみなによりてわれをすくひ なんぢの力をもてわれをさばきたまへ
  2. 神よわがいのりをきゝたまへ わが口のことばに耳をかたぶけたまへ
  3. そは外人あだしびとはわれにさからひておこりたち强暴人あらぶるひとはわがたましひをもとむるなり かれらは神をおのが前におかざりき セラ
  4. みよ神はわれをたすくるものなり しゅはわがたましひをたもつものとともにいませり
  5. しゅはわがあたにそのあしきことのむくいをなしたまはん ねがはくはなんぢの眞實まことによりて彼等をほろぼしたまへ
  6. われよろこびて祭物そなへものをなんぢにさゝげん ヱホバよわれなんぢのみなにむかひて感謝せん こはよろしきことなればなり
  7. そはヱホバはすべての患難なやみよりわれをすくひたまへり わが目はわがあたにつきての願望ねがひをみたり

(註解なし)



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