第八十二篇
アサフのうた
- かみは神のつどひの中にたちたまふ 神はもろもろの神のなかに審判をなしたまふ
- なんぢらは正からざる審判をなし あしきものの身をかたよりみて幾何時をへんとするや セラ
- よわきものと孤兒とのためにさばき 苦しむものと乏しきものとのために公平をほどこせ
- 弱きものと貧しきものとをすくひ彼等をあしきものの手よりたすけいだせ
- かれらは知ることなく悟ることなくして暗中をゆきめぐりぬ 地のもろもろの基はうごきたり
- 我いへらく なんぢらは神なり なんぢらはみな至上者の子なりと
- 然どなんぢらは人のごとくに死もろもろの侯のなかの一人のごとく仆れん
- 神よおきて全地をさばきたまへ 汝もろもろの國を嗣たまふべければなり
(註解なし)
| 目次 | 緖言 | 總目次 |