第百三十五篇 題目 ヱホバを讃稱へよ
- なんぢらヱホバを讃稱へよ ヱホバの名をほめたゝへよ ヱホバの僕等ほめたゝへよ
- ヱホバの家われらの神のいへの大庭にたつものよ 讃稱へよ
- ヱホバは惠ふかし なんぢらヱホバをほめたゝへよ その聖名はうるはし讃うたへ
- そはヤハおのがためにヤコブをえらみ イスラエルをえらみてその珍寳となしたまへり
- われヱホバの大なるとわれらの主のもろもろの神にまされるとをしれり
- ヱホバその聖旨にかなふことを天にも地にも海にも淵にもみなことごとく行ひ給ふなり
- ヱホバは地のはてより霧をのぼらせ 雨のために電光をつくり その庫より風をいだしたまふ
- ヱホバは人より畜類にいたるまでエジプトの首出をうちたまへり
- エジプトよヱホバはなんぢの中にしるしと奇しき事跡とをおくりて パロとその僕とに臨ませ給へり
- ヱホバはおほくの國々をうち 又いきほひある王等をころし給へり
- アモリ人のわうシホン、バシヤンの王オグならびにカナンの國々なり
- かれらの地をゆづりとし その民イスラエルの嗣業としてあたへ給へり
- ヱホバよなんぢの名はとこしへに絶ることなし ヱホバよなんぢの記念はよろづ世におよばん
- ヱホバはその民のために審判をなし その僕等にかゝはれる聖意をかへたまふ可ればなり
- もろもろのくにの偶像はしろかねと金にして人の手のわざなり
- そのぐうざうは口あれどいはず目あれど見ず
- 耳あれどきかず またその口に氣息あることなし
- これを造るものと之によりたのむものとは皆これにひとしからん
- イスラエルの家よヱホバをほめまつれ アロンのいへよヱホバをほめまつれ
- レビの家よヱホバをほめまつれ ヱホバを畏るゝものよヱホバをほめまつれ
- ヱルサレムにすみたまふヱホバは シオンにて讃まつるべきかな ヱホバをほめたゝへよ
▲本篇に『ヱホバを讃稱へよ』なる言十一度記さる。是れ本篇の大意なり。
(一〜三)ヱホバを讃美すべきを促す
(四〜七)自然界の主なるヱホバ、イスラエルを撰び給へり
(八〜十四)斯てイスラエルを惠み祝し給へり
(十五〜十八)偶像の空しき事
(十九〜廿一)イスラエルの凡ての階級に神を讃美すべき事を勸む
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