第百五十篇



  1. ヱホバをほめたゝへよ その聖所せいじょにて神をほめたゝへよ その能力みちからのあらはるゝ穹蒼おほぞらにて神をほめたゝへよ
  2. その大能たいのうのはたらきのゆゑをもて神をほめたゝへよ そのひいでておほいなることのゆゑによりてヱホバをほめたゝへよ
  3. ラッパの聲をもて神をほめたゝへよ さうと琴とをもて神をほめたゝへよ
  4. つゞみと蹈舞をどりとをもて神をほめたゝへよ 絃簫いとたけをもて神をほめたゝへよ
  5. のたかき鐃鈸ねうはちをもて神をほめたゝへよ なりひゞく鐃鈸ねうはちをもて神をほめたゝへよ
  6. 氣息いきあるものは皆ヤハをほめたゝふべし なんぢらヱホバをほめたゝへよ

詩    篇 をはり


一、何處いづこにて讃美するや(一)──『ヱホバをほめたゝへよ その聖所にて神をほめたゝへよ その能力ちからのあらはるゝ穹蒼おほぞらにて神をほめたゝへよ』
二、何故なにゆゑ讃美するか(二)──『その大能のはたらきのゆゑをもて神をほめたゝへよ そのひいでておほいなることのゆゑによりてヱホバをほめたゝへよ』
三、何をもっ讃美するや(三〜五)──『ラッパの聲をもて神をほめたゝへよ さうと琴とをもて神をほめたゝへよ つゞみと蹈舞をどりとをもて神をほめたゝへよ 絃簫いとたけをもて神をほめたゝへよ のたかき鐃鈸ねうはちをもて神をほめたゝへよ なりひゞく鐃鈸ねうはちをもて神をほめたゝへよ』
四、たれ讃美するや(六)──『氣息いきあるものは皆ヤハをほめたゝふべし なんぢらヱホバをほめたゝへよ』
 未來における天國において本篇はしんに全く成就せん。


詩篇の靈的思想 終



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