B.F.バックストン 講演
小 島 伊 助 編纂
ADDRESSES
BY
BARCLAY F. BUXTON
『雪の如く白く』と、塩屋聖会の第一夜、特徴ある日本語が先生の口を衝いて飛び出した時の感激、また懐かしさはいかばかりであったろう。
本輯に何を集むべきかは問題であった。しかし、やはり日本における第一声を第一に置きたい考えから、とうとうこれは塩屋聖会説教集になり
今更ながら、実に豊かな恩寵と祝福に充ち満ちた説教集であることを感ずる。昨年、ちょうど健康の都合上、あまり直接に聞き得なかったO兄は、原稿を整理しながら『いいですね!』と讃歎の声を発した。蓋しこれを手にし目にする者たちの代表的感歎辞であろう。
思い起す、歓迎会の席上、先生はこの度の御来訪の
終りに、筆記者山崎、達の諸兄等の労の加わりおることをも併記して、感謝と祈禱の中にこの第一輯を送り出す。
昭和十三年四月 舞子にて 小 島 生