Essentials for Revival

Addresses By
BARCLAY F. BUXTON


ビ・エフ・バックストン講述

リ バ イ バ ル の 要 件


は し が き



一、本書に収むる六つの講演は、日英の心霊的基督者の中に有名にて、その独得の講演には既に定評のあるバックストン師のせられたもので、未信者を救に導くことに関するものを集めて出版せられたのであります。
一、初めの三つの講演『罪人のための重荷』『聖言の宣伝』『禱告の祈禱』は大正三年四月の末、有馬において開かれた日本伝道隊年会において述べられたもので、エゼキエル書第三十七章の始めの一段を三回に亘る連続講演であります。
一、神はその時これらの講演によって大いなる祝福を下したまいました。多くの者は撃たれ、探られ、教えられ、そして新しく恵まれまた力づけられました。私自身もその一人で、これは同師近頃の大講演であったと思いますが、その祈禱深き生涯と、背景とせる崇高敬虔なる人格より、荘重森厳なる音調を通して流れ出ずる霊の能力は、もとよりこれを紙に写すを得ず、ただ未熟の筆をもってその言葉を文字に書き取っただけで、あたら宝玉を砕いて砂礫にしたような感じがありますが、一つにはその時恵まれし兄姉の記念のために、一つには一般諸兄姉がこれによって幾分にても伝道の精神を燃やされるならばさいわいと思い、ここにこの筆記を公にしたのであります。
一、『死人を生き返らす働き』は、その後同師が山陰地方巡回中、松江の教役者会において述べられたもので、また終わりの二つの講演『如何にしてキリストは独りの罪人を導きたまいしや』『罪人を導く真理』は、先に神戸聖書学校においてなされたる実地個人伝道に関する実際的の心得を述べられたものを、この講演集に附加したのであります。
一、すべての講演は同師の校閲を経たのでありますが、筆記が誠に不完全であることをお断りしておきます。
一、今は末の世です。御約束のごとく大リバイバルの起こらんことを私共は期待し、またそのために祈っています。どうぞ私共信者各自がこの際使命を大いに自覚し、力を尽くしてキリストを証し、亡び行く霊魂を救いに導きとうございます。神がこの小冊子を祝したまわんことを。

 大正三年六月
                            筆記者 誌
 


目  次


 
  一、罪人のための重荷
  二、聖言の宣伝
  三、禱告の祈禱
  四、死人を生き返らす働き
  五、如何にしてキリストは一人の罪人を導きたまいしや
  六、罪人を導く真理
 


| 目次 | はしがき | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |