バークレー・バックストン師による序文



 心霊的生活において死活的にもっとも肝要なものは信仰である。すべてはみな信仰にかかわっている。すべての天の宝庫はみな信仰に対して開かれており、すべての能力は信じうる者に与えられている。
 それゆえキリスト者はみな、信ずるとはいかなることか、いかにして信仰を保ちうるかを問うべきである。著者パゼット・ウィルクス氏は英国においても、日本においても、多くの人々に光明と能力と実地の救いとを与えるために用いられた人である。
 願わくは、この書が多くの人に対する神の使言の書として、彼らを全き救いに導かんことを!
 よろしく思念と信条とを開いて、祈り深く読まれよ。さらばこれは読者のためにかかる神の使言であろう。



第十二版自序



 ここにあらためて本書を出版するに当たり、序文を求められることは私の神に感謝するところである。
 第一版は短縮した形で、日本語で出版され、第二版は同じ形で同時に英語で出版された。それより続いて三回英語で(増補して)出版され、第六版はスウェーデン語で出され、続いてフランス語で二版、ドイツ語で二版出され、数ヶ月前に支那語で一版出されたので都合十一版となったのである。
 私はこの小冊子が英語を話すキリスト者の中になお要求されることを知って感謝するものである。今回更に『信仰の省察』という一章を加えて拡大した。神が恵み深くも、その御栄光のためにこの書を用いることを悦びたもうとの証詞あかしが世界の各地から私の許に達している。
 願わくは、神がそのほまれのため、なおこれを用い続けたまわんことを!
 1933年8月 ウィンブルドンにおいて
                                著 者



|| 緒言 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | A | 目次 |