このたびの聖会は、連合教会においてもたれた土曜の夕べの祈禱会によって始まりました。W. R. グレイ師(大阪 C.M.S.)ははじめにヨエル書2章から聖言を引き、最近、満州において起こったように、日本においても神の力とリバイバルの栄光が顕されることを多くの人々が深く待ち望んでいることを語られました。そして祈りを導いたあと、B.F. バックストン師に後の集会を委ねられました。バックストン師も短く語られた後、神戸連合教会の牧師である J.B. ソーントン師を、この日本会議の働きの共同奉仕者として紹介されました。ソーントン師は多くの疲弊した働き手の心の叫びを適切に言い表されました。すなわち詩126篇を開きながら、あらゆる種類の束縛から解放されることの必要、またその解放の後に必ず来るべき栄光を示したのです。祈りが続きました。その祈りの基調は、私共の日本の諸教会の上に聖霊が注がれることによって、この国に神のリバイバルの恵みが顕されることへの熱い期待でした。
9日の聖日には、クライスト教会ではバックストン師により、また連合教会ではソーントン師によって、多くの会衆を前に説教が語られました。いずれにあっても会衆は熱心に耳を傾け、続く数日において神がなされようとしておられる事柄への熱烈な期待の思いはますますその強度を増しました。
月曜日の朝は早朝祈禱会(午前6時半)とともに始まりました。早朝祈禱会は週のあいだ続けられました。これはバックストン師、またはその友人で英国から同行されているT. W. クレイグ氏により導かれました。
クライスト教会において毎日午前9時半から開かれた聖書講読会、および連合教会において夕ごとに開かれた聖会については、以下に章をあらためて報告します。
| 注記 | 緒言 | 聖書講読会: 序 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
| 説教: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 証詞会 | 目次 |