書

第 四 十 六 章



  1. ベルは伏しネボはかゞむ、かれらのざうはけものと家畜けだものとのうへにあり、なんぢらがもたげあるきしものはとなりて疲れおとろへたるけものゝおふところとなりぬ
  2. かれらはかゞみかれらは共にふし、そのとなれる者をすくふことあたはずしておのれとらはれゆく

  3. ヤコブの家よ、イスラエルのいへののこれるものよ、腹をいでしよりわれにおはれたいをいでしよりわれにもたげられしものよ 皆われにきくべし
  4. なんぢらの年老としおゆるまでわれはかはらず白髮しらがとなるまでわれなんぢらをおはん、われつくりたればもたぐべし われまた負ひかつ救はん
  5. なんぢらわれをたれに比べ、たれにたぐひ、たれになぞらへかつあひくらぶべきか
  6. 人々ふくろより黃金こがねをかたぶけいだし權衡はかりをもて白銀しろかねをはかり金工かなだくみをやとひてこれを神につくらせこれにひれふしてをが
  7. 彼等はこれをもたげて肩にのせ負ひゆきてそのところに安置す、すなはちたちてそのところをはなれず人これにむかひてよばはれども答ふることあたはず又これをすくひて苦難なやみのうちよりいだすことあたはず
  8. なんぢら此事このことをおもひいでゝかたくたつべし 悖逆者そむけるものよ、このことを心にとめよ
  9. 汝等なんぢらいにしへより以來このかたのことをおもひいでよ、われは神なり われのほかに神なし、われは神なり われのごとき者なし
  10. われはをはりのことをはじめよりつげ、いまだならざることを昔よりつげ、わが謀畧はかりごとはかならずたつといひ、すべてがよろこぶことをなさんといへり
  11. われ東よりわしをまねき遠國とほきくによりわが定めおける人をまねかん、われこのことを語りたればかならずきたらすべし、われこのことをはかりたればかならず成すべし
  12. なんぢら心かたくなにして義にとほざかるものよ、われにきけ
  13. われわが義をちかづかしむべければそのきたること遠からず、わがすくひおそからず われすくひをシオンにあたへ、わが榮光をイスラエルにあたへん


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