以 賽 亞 書
第 五 十 五 章
- 噫なんぢら渴ける者ことごとく水にきたれ、金なき者もきたるべし 汝等きたりてかひ求てくらへ、きたれ 金なく價なくして葡萄酒と乳とをかへ
- なにゆゑ糧にもあらぬ者のために金をいだし飽ことを得ざるものゝために勞するや、われに聽從がへ、さらばなんぢら
- 耳をかたぶけ我われにきたりてきけ 汝等なんぢらのたましひは活いくべし、われ亦またなんぢらとゝこしへの契約をなしてダビデに約せし變かはらざる惠めぐみをあたへん
- 視みよ われ彼をたてゝもろもろの民たみの證あかしとし又もろもろの民たみの君きみとなし命令する者となせり
- なんぢは知しらざる國民くにびとをまねかん、汝なんぢをしらざる國民くにびとはなんぢのもとに走りきたらん 此こはなんぢの神ヱホバ イスラエルの聖者せいしゃのゆゑによりてなり、ヱホバなんぢを尊たふとくしたまへり
- なんぢら遇あふことをうる間まにヱホバを尋ねよ 近くゐたまふ間まによびもとめよ
- 惡あしきものはその途みちをすて、よこしまなる人はその思念おもひをすてゝヱホバに反かへれ、さらば憐憫あはれみをほどこしたまはん、我等われらの神にかへれ 豐ゆたかに赦ゆるしをあたへ給はん
- ヱホバ宣給のたまはく わが思おもひはなんぢらの思おもひとことなり、わが道はなんぢらのみちと異なれり
- 天の地よりたかきがごとく、わが道はなんぢらの道よりも高く、わが思おもひはなんぢらの思おもひよりもたかし
- 天てんより雨くだり雪おちて復またかへらず地をうるほして物をはえしめ萌めをいださしめて播まくものに種たねをあたへ食くらふものに糧かてをあたふ
- 如此かくわが口よりいづる言ことばもむなしくは我われにかへらず、わが喜ぶところを成なし、わが命じ遺おくりし事をはたさん
- なんぢらは喜びて出いできたり平穩おだやかにみちびかれゆくべし 山と岡とは聲をはなちて前みまえにうたひ野のにある樹きはみな手をうたん
- 松樹まつのきはいばらにかはりてはえ岡拈樹もちのきは棘おどろにかはりてはゆべし、此こはヱホバの頌美ほまれとなり並またとこしへの徵しるしとなりて絕たゆることなからん
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