以 賽 亞 書
第 六 十 一 章
- 主ヱホバの靈われに臨めり、こはヱホバわれに膏をそゝぎて貧きものに福音をのべ傳ふることをゆだね我をつかはして心の傷める者をいやし俘囚にゆるしをつげ縛められたるものに解放をつげ
- ヱホバのめぐみの年とわれらの神の刑罰の日とを告しめ又すべて哀むものをなぐさめ
- 灰にかへ冠をたまひてシオンの中のかなしむ者にあたへ、悲哀にかへて歡喜のあぶらを予へ、うれひの心にかへて讚美の衣をあたへしめたまふなり、かれらは義の樹 ヱホバの植たまふ者 その榮光をあらはす者とゝなへられん
- 彼等はひさしく荒たる處をつくろひ上古より廢れたる處をおこし荒たる邑々をかさねて新にし世々すたれたる處をふたゝび建べし
- 外人はたちてなんぢらの群をかひ 異邦人はなんぢらの畑をたがへす者となり葡萄をつくる者とならん
- 然どなんぢらはヱホバの祭司とゝなへられわれらの神の役者とよばれ、もろもろの國の富をくらひ、かれらの榮をえて自らほこるべし
- 曩にうけし恥にかへ倍して賞賜をうけ、凌辱にかへ嗣業をえて樂むべし、而してその地にありて倍したる賞賜をたもち永遠によろこびを得ん
- われヱホバは公平をこのみ邪曲なるかすめごとをにくみ眞實をもて彼等にむくいをあたへ彼等とゝこしへの契約をたつべければなり
- かれらの裔はもろもろの國のなかに知れ、かれらの子輩はもろもろの民のなかに知れん、すべてこれを見るものはそのヱホバの祝したまへる裔なるを辨ふべし
- われヱホバを大によろこび、わが靈魂はわが神をたのしまん、そは我にすくひの衣をきせ義の外服をまとはせて新郞が冠をいたゞき新婦が玉こがねの飾をつくるが如くなしたまへばなり
- 地は芽をいだし畑はまけるものを生ずるがごとく主ヱホバは義と譽とをもろもろの國のまへに生ぜしめ給ふべし
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