申 命 記
第 十 三 章
- 汝らの中に預言者あるひは夢者興りて徵證と奇蹟を汝に見し
- 汝に告て我らは今より汝と我とが是まで識ざりし他の神々に從がひて之に事へんと言ことあらんに その徵證または奇蹟これが言ごとく成とも
- 汝その預言者または夢者の言に聽したがふ勿れ 其は汝等の神ヱホバ汝らが心を盡し精神を盡して汝らの神ヱホバを愛するや否やを知んとて斯なんぢらを試みたまふなればなり
- 汝らは汝らの神ヱホバに從ひて歩み 之を畏れその誡命を守り その言に遵ひ之に事へこれに附從がふべし
- その預言者または夢者をば殺すべし 是は彼汝らをして汝らをエジプトの國より導き出し奴隷の家より贖ひ取たる汝らの神ヱホバに背かせんとし 汝の神ヱホバの汝に歩めと命ぜし道より汝を誘ひ出さんとして語るに因てなり 汝斯して汝の中より惡を除き去べし
- 汝の母の生る汝の兄弟または汝の男子女子または汝の懷の妻または汝と身命を共にする汝の友 潜に汝を誘ひて言あらん 汝も汝の先祖等も識ざりし他の神々に我ら往て事へん
- 即ち汝の周圍にある國々の神の或は汝に近く或は汝に遠くして地の此極より地の彼極までに鎭り坐る者に我ら事へんと斯言ことあるとも
- 汝これに從ふ勿れ 之に聽なかれ 之を惜み視る勿れ 之を憐むなかれ 之を庇ひ匿す勿れ
- 汝かならず之を殺すべし 之を殺すには汝まづ之に手を下し然る後に民みな手を下すべし
- 彼はエジプトの國 奴隷の家より汝を導き出したまひし汝の神ヱホバより汝を誘ひ離さんと求めたれば汝石をもて之を擊殺すべし
- 然せばイスラエルみな聞て懼れ重ねて斯る惡き事を汝らの中に行はざらん
- 汝聞に汝の神ヱホバの汝に與へて住しめたまへる汝の邑の一に
- 邪僻なる人々興り我らは今まで識ざりし他の神々に往て事へんと言てその邑に住む人を誘ひ惑はしたりと言あらば
- 汝これを尋ね探り善問べし 若その事眞にその言確にして斯る憎むべき事汝らの中に行はれたれば
- 汝かならずその邑に住む者を刃にかけて擊ころし その邑とその中に居る一切の者およびその家畜を刃にかけて盡く擊ころすべし
- またその中より獲たる掠取物は凡てこれをその衢に集め火をもてその邑とその一切の掠取物をことごとく焚て汝の神ヱホバに供ふべし 是は永く荒邱となりて再び建なほさるゝこと無るべきなり
- 斯汝この詛はれし物を少許も汝の手に附おく勿れ 然せばヱホバその烈しき怒を靜め汝に慈悲を加へて汝を憐れみ 汝の先祖等に誓ひしごとく汝の數を衆くしたまはん
- 汝もし汝の神ヱホバの言を聽き我が今日なんぢに命ずるその一切の誡命を守り汝の神ヱホバの善と觀たまふ事を行はゞ是のごとくなるべし
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