一 本書は毎週二回開かるゝ松江赤山聖書硏究會に於てバックストン師が明治三十年四月より
一 本書は世間在來の註釋書類と全く
一 本書は師が祈禱の中に語り筆者が祈禱の中に聽き祈禱の中に
一 緖論
明治三十二年九月
筆 者 識
本書は故ビ・エフ・バックストン師が、明治三十年四月から三十一年六月まで毎週二回松江赤山の聖書研究会においてされた講義の筆記である。筆記者は故堀内文一氏で、同氏はすでに十七年前、主の
明治三十年といえば(一八九七年)約六十年も昔のことで、当時に比べると
特別に理解を願いたいことは本書は著作でなくて講義の筆記である。しかも日本人のものでなく英国人の日本語による筆記であるからどことなく変わったところがある。これが著作であると文章もよく整っているが、講義の筆記というものは文章としてはなかなか困難なところが多くある。しかしこれに一つ一つ手を加えていると全くその形を変えてしまうのでこれもなるべくそのままとした。
これが本書の特長でありまた欠点でもある。しかし要はかつて多くの人々に霊の祝福をもたらした本書が更に多くの祝福と霊の恵みを読者の上にもたらせることである。
一九五六年三月
発行者識す
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